その他のテクニック その2
Simple Chainと少し似ているテクニックです。xを候補にもつマスを考えた時、例えば左の様な奇数個からなる強いリンクのループは絶対に存在しえません。(灰色のマスはxを候補にもたない) どのようなxの入れ方をしても奇数個からなるループでは矛盾が生じてしまうからです。
実際のナンプレでは必ず1つ以上、左図の様に強いリンクを壊しているマスが存在しています。このマスをGardianと呼びます。(ブルーのマス) Gardianが一つしかない場合、Gardianのマスには必ずxが入ります。Gardianがxでない場合、直ちに矛盾が生じてしまうからです。
Gardianが複数ある場合、どのGardianのマスにxが入るかは不明です。(複数のGardianにxが入る場合もあります)ただし、全てのGardianにxが入らないというケースだけはありえません。 このことから、全てのGardianから見ることができるマス(ピンクのマス)にはxが入らないということがわかります。
Broken Wingのテクニックは多くの場合、他のテクニックで代替可能です。ただし左図の様なパターンではBroken Wingを用いないと、かなり高度なテクニックを使用しないかぎり、同じ結果を得ることができないようです。
(現在の所、このホームページではそこまで高度なテクニックは説明していません。超弩級の解説が終わったら、超々弩級として紹介するかも)
妙にかっこいい名前がついているテクニックですが、使いこなすのは至難です。Aligned Pair ExclusionとAlmost Locked Sets(ALS)を組み合わせた様な技です。 (Aligned Pair Exclusionについてはここの真ん中あたりを参照してください) 黄色のマス3つはabcdを候補にもつALSです。(ALSとはn+1個の候補を持つあるユニットの中のn個のマスの集まり)また、オレンジのマス3つはaefgを候補に持つ、ALSです。Death Blossomが適用できる第一の条件はこの二つのALSの様に共通の候補をもっていることです。(この場合はa)
第2の条件は、青で塗ってあるr8c8のマスです。青のマスは1マスのALSであり、黄色のALSとの間でrestricted common (=d)を持っています。(restricted commonとは二つのALSの内どちらか一方にしか入れる事ができない候補)さらに、オレンジのALSとの間にもrestricted common (=g)があります。
この様に二つのALSが共通の候補 (=a) をもち、さらにある一つのマスとそれぞれがrestricted commonを持っている時、aを持つマス全てを見る事ができるマス(ピンクのマス)にはaを入れる事はできません。
ピンクのマスにaが入ると、青のマスに入れる数字がなくなってしまうからです。
2006/11/